November 05, 2011

Day 41 Sedona - Grand Canyon, AZ

最も有名な店の一つ"Cruiser's Cafe 66" 
有名なルート66はChicago〜Los Angelesの幹線道路だった。Freewayができたことにより、急速に減退。市の中心も走るハイウェイとFreewayでは勝負にならない。しかし今でもノスタルジア人気が高く多くの人が訪れる。Grand Canyon入り口のWilliamsもそのひとつ。

Freeway以前はこんな細い道で大型トラックがL. A.へ
チェックインが早かったこと、今日と明日はかなり無理なスケジュールなのでGrand Canyon入り口周辺でベストのホテルをと"Grand Hotel"に決定。。外装、内装、サービス、レストランのデコレーションと申し分なし。

Mother Point
チェックインを済ませ、すぐグランド・キャニオンへ。見所が多いので少しでも今日のうちに見ておきたいと急ぐ。国立公園入り口まで1.5Km、係員が丁寧に園内の説明、地図をくれる。

ディナーはホテル内のレストランで。それほど混んでいないのに案内されたテーブルが気に入らない。「ここは嫌だ、あのテーブルは空いてるんじゃない?」と聞くと渋々と承知。日本人を軽く見るなと言いたい。

Day 41 Sedona - Grand Canyon By Yuki

雪景色を見るのは何年ぶりかしら
昨夜から降り積もった雪で寒いが、景色は昨日と全く違う。ベストビューのロッジを選んで良かったと嬉しい限りの朝でした。ブレックファーストはバラエティーがあり全てが美味しそう。かなりの混み合っているが運良く最後のテーブルを確保することができました。

Sedonaは時間と共に刻々と景色が変わる
グランド・キャニオンの雄大さには、訪れる度にAwe(畏敬)される。今回は初めて見る雪の Grand Canyon の美しさに一層感激、何度でも訪れたい国立公園の一つです。

Grand Canyon入り口
私達よりも早く、10月末にここを訪れた従姉妹の修子さんよりEmailを頂きました。「Grand Canyonの雄大なことに感激し、日の入りを見て真っ暗な中、懐中電気の明かりを頼りにロッジに帰る時に見た満天の星や天の川、あんなに大きく輝く星たちは初めてです。翌朝日の出も見に行き周りの人達と歓声をあげました。こんな景色は絶対他では見られないのでしっかり胸に刻みました」。感激された修子さんの印象は私の思いそのものです。共通の体験ができてよかったぁ。 By Yuki

カメラ内パノラマ Grand Canyonはパノラマが活躍

Day 41 Still in Sedona

朝6時寒さで目が覚める。カーテン越しにテラスを見るとかなりの雪がつもっている。テラスでは数人が三脚を立てて写真を撮っているのを見て大慌てで薄暗い中テラスへ。慌てたので軽装で写真を撮り続けるが、刻々と景色が変わるのを見るとそのまま撮影することになった(寒かったぁー)


多くの人がテラスから撮影しているが 譲り合うマナーが良い
雪のお陰で全く新しい光景の写真を撮ることができる。昨日は270枚を撮ったが今朝もそのペースになりそうでバッテリー、SDカードのバックアップを準備した。

ブレックファースト後 同じくテラスから Sunshineが少しあると撮影しやすい
下手でもそれなりに撮れるのがSedona 「ありがたい」
Sedonaの積雪はまだましな方でFlagstaffは標高が高いせいか、雪がより多かったのが分かる。途中何度も停まって写真を撮ったのでGrand Canyonへの出発が予定より遅れた。Sedonaは期待をはるかに超える素晴らしいところだった。

November 04, 2011

Day 40 Grants - Sedona, AZ

今朝はユックリするはずが、8時には出発になった。ところが昨夜タイムゾーンの設定を忘れたので実際は7時に出発となった。昨日より2度温かいし、風も少し落ち着いていたのでわずかに楽。Texas, New MexicoとRest Areaが少ないので非常に困る。大型給油所(Travel Ctr)でお金を落として欲しいのだろう。長距離トラックが50数台駐車している所に立ち寄ったが、ほとんどの運転手がトラックで寝ている。給油所にはレストランは勿論、シャワー、コインランドリーとあるので宿泊代を節約するには最適だ。

超大型のトラックがずらりと並ぶ 壮観
これまでに何人かの運転手に話しかけたが、一応にロードに出ると数週間は家に帰れないという。仕事も辛いが、もっとも辛いのは家族と会えないことと悲しそうに語る。

快調なドライブが突然強風に見舞われる。これから先60Kmは"Blowing Dust Area"とのサインが見える。2日前のTexasの時より風が強く(車が時々浮くのが感じられる)、砂嵐が起き、視界がどんどん悪くなる。そのうえ枯葉の塊が転がってくる。強風で根こそぎされたブッシュが、転がり回るうちに他の草を巻き込んで雪だるま式に大きくなるのだろうか。ちょうど西部劇の場面と同じだ。9年前はこれが車の下に潜って非常に苦労したのを覚えている。次から次へとクルマに向かってくるのでハンドルを取るのが難しい。自分が映画の中にいるような錯覚さえ起こす。

Sedonaの街に入る少し前にRed Rockが見える
セドナまでの道は運転に苦労したが、驚くほど景色の良い統制された街が待っていた。数ミリオン・ダラーの別荘が並ぶ。期待した以上でワクワクしてきた。

Day 40 Sedona By Yuki

Flagstaff でフリーウェイを降り、セドナ方面へ。しばらくは走りやすい道でこのまま目的地までと思っていると、だんだん道が狭くなりカーブが多くなる。この先Spiral Curve (スパイラルカーブ)運転注意!! のサインが目に入る。ヘアピンカーブに急勾配が加わる。なるほどこれが Spiral という意味かと身をもって体験。まさかこのような道になってるとは…セドナに行きたいと言ったのは私。とんでもないところに来てしまったのではと後悔するが、そのうちにレッドロックの壮大な景色が両側に見えてきて夢中になってしまいました。

セドナのアップタウン
こんな山の中にと驚くほど綺麗なリゾートタウンがあり、中心にはレストラン、ギャラリー、お洒落なブティックなどが集まっています。客が多いので入ったのが ”Sedona Olive Oil Co. ”でオリーブオイルとバルサミコ酢のお店。ハーブやフルーツを使った多くの種類をブレッドにつけながら試食できるようになっている。チョコレート・ラズベリーやイチジクなどのバルサミコ酢が人気。セドナワインナリーのショップなどもありました。

セドナはその昔インディアンの儀式と祈り場所、もっとも大事な聖地でした。今はパワースポット、スピリチュアルな癒しを求めて訪れる人が多いそうです。 

部屋のテラスからの眺望
Visitor Centerで、ベストビューのホテルを尋ねると幾つかを薦めめてくれたので、その内の二つをチェックして決めたのがBest Western Inn of Sedona。プロムナードデッキから360度のビュー、時間とともに景色が変わっていく様子が目の前に映し出される。なるほど癒しの効果があると実感できました。

November 03, 2011

Day 39 Amarillo - Grants, NM (Near Albuquerque)

夜はヒーターの音がうるさすぎ、Onになるたびに起こされ一時間おきには目が醒めたのだろうか。朝7時半でマイナス3℃。クルマのドアーが開かない。トナリのアメリカ人が昨夜はマイナス10℃だったのでドアー周りが凍っている、とドアー周りをコツコツ叩いてくれ、開けることができた。窓ガラスには霜が張り付いているためしばらくエンジンをかけっぱなしにする。

コーヒーのまずさ、薄さはこれで今回2回目。色が付いているだけの惨憺たるモノ。インド人、中国人、コリアン経営の典型。これまでに何回失敗していることか、2度と無いようにまずフロントをチェックすること。

寒い中、淡々と世話をしてくれたMark
”Low Tire Pressure”の警告が出たのでAmarillo Air PortのHertzへ。オフィスがわからず直接整備所へ。そこのMarkが「見たところ以上がないので昨夜の寒さでセンサーが狂ったのだろう」と言いながら、これからのルートを考えると念には念をとすべてのタイヤのプレッシャーをチェックしてくれた。寒さで手がかじかんでいるので思いの外時間がかかる。このような状況でははアメリカ人は頼りになるのを又経験した。失礼かもと思いながらチップをあげざるを得なかった。

Albuquerque, NMのOld TownはRiver Walkと同じようなことを期待したがこれがハズレ。単なる貧乏臭いメキシコの村そのものだった。ガッカリして早々にそこを抜けてGrantsにロッジをとることになった。途中の景色はNew Mexicoらしく素晴らしい連続でFreewayで何度もストップして写真を撮った。ハイウェイ・パトロール見つかるとチケットものだが交通は殆ど無いので瞬間的に止まり、窓を開けてシャッターを切る。

これぞNew Mexico
Grantsは街の中心はさびれFreeway沿いのWalmartを中心とした所に客を全て取られてしまったようだ。小さな街にWalmartがオープンするのをビジネスマンが盛反対するはずだ。ロッジはインディアン経営で応対が気に入りチェックイン。部屋にカプセル式のコーヒーメーカー。これならベストでないが今朝のまずいコーヒーもどきを考えると嬉しくなる。今回のドライブで2回目の経験だ。フロントの女性は実に効率的に仕事をこなし、おまけにカプセルを2つ余分にくれた。

寝泊まりはキャンピングカー(豪華です) 牽引している乗用車で周辺を探索  
ニューメキシコ州はナバホとアパッチ族のテリトリーだったが、穏やかなフロントの対応からしてナバホと思われる。それだけにロビーの飾り付けはアート的に優れている。

November 02, 2011

Day 38 San Antonio - Amarillo, TX

San Antonioから真横(西方面)の位置にあるEl Paso, TXに向かっていたが、Freewayは山に向かってドンドン登っていく、街が消えつつある。制限速度130Kmで走っている我々をドンドン追い越すトラックそして強風と不安になった。前回のテキサスはひたすら広大でフラットな道路を走ったのにと予想外で面食らった。

これが海抜が高くなりなりつつ、あと350Km続く。高山病の再発も考え思い切って縦(北方向)のハイウェイに変更。少しはベターになったとはいえ、モンタナ以来の不安なドライブとなった。両側は砂漠同然で遠くへ人家らしきものが時々見える程度。折角の街は人口230人と書いてあるがそれは何年前の調査なのか、それだけ居ると思えない。走っているクルマを殆ど見ない。今日ほどピストルがあればと思ったことはない。

竜巻の避難所を兼用のRest Room この日は風と寒さでここで撮った写真のみ
風が強くクルマが左右に動くのが怖く由紀は足でフロアーを踏みつける(ヘルプになるだろうか?)。2時間後に文化のないところから微かにある所に着いた時はホッとした。Freewayの両脇にWindmillが少なくとも200Kmは続いた。奥行がどれほど有るか砂嵐のために見えないが、強風の吹く平坦地でこそこのようにWindmillが生きてくる。それでもオイル、原子力発電を辞めないということはまだ採算に合わないのであろう。

あまりの強風で由紀は車のドアーを開ける事ができない。Rest RoomはTornado Shelter兼用になっている。係員に強風のことを聞くと「まぁーこんなもんだね」と平気な顔。最悪は砂嵐。収穫が終わり、裸の畑に強風が吹くので時には視界30mのとんでもない世界に飛び込んだ。サインにこの先100Km砂嵐に注意とある。

6時前にAmarilloに着いたが、寒さがひどく不意打ちを食らった。ここのQuality Innがインド人の経営。これまでに中国人、インド人経営のロッジで嫌な思いをしているので他を探すべきだったが、One wayに入り込んだことと、寒さで早く部屋に入りたかった。案の定、外国人経営の弱点が満載。今後は十分気をつける。

November 01, 2011

Day 37 Beaumont - Alamo San Antonio, TX

9年前のドライブの時はTexasでも上の方(北)を走ったので牧場が一日中続いた事に驚いた。今回は下の方(南)で海に近く、製油所が立ち並び街並みが多い。以前のTexasのイメージと大きく違う。Rest Areaが少ないのは参った。Gas Stationの圧力なのかと思わされるくらい。Houstonは思いのほか交通が多く、街が大きいのは以外。

アラモの砦の復元 テキサス#1観光地
San Antonioに2時前に着きRiver Walkに近いロッジを探すが適当なのが見つからない。仕方なくクルマを駐車場に入れAlamoとRiver Walkをゆっくり観光することにした。アラモは昔の砦が復元され大勢の観光客がいる。入場は無料だが中に入ると寄付金を入れるガラス瓶が置いてある。殆どの人が$5, 10, 20札を入れているのを見て自分達も自然にその気になった。

アラモの砦は50年前に見た映画の印象が強く、一度訪問したいと思っていたが前回のドライブでは北のルートで実現出来なかった。1836年メキシコからの独立を目指すテキサスは各地で反乱軍として戦うがアラモもそのひとつ。6100名のメキシコ軍に対して200名のアラモ防衛隊。その内の半数はアメリカ各州からのボランティア兵。全員戦死したがその直後に独立を勝ち取る。そして9年後にはアメリカ合衆国に加わる。戦死者の記念碑の中にDavy Crokettの名前を見つけたときは感無量であった。テネシー州の下院議員を務めた彼はその時50歳。

テキサスがメキシコ国の一部であったことがこの街並みで分かる
River WalkはLizが勧めるだけあって期待以上の街並みであった。Casa Rioのディナーは最高。本格的なMexican Foodは10年ぶりだ。これでSanta Barbaraに立ち寄る必要がなくなる。二人で思い切り食べて、ビール付きで$30以下(チップ、タックス込み)というStreet Priceもその美味しさを加味してくれた。写真はFederの家を出て以来久しぶりに沢山撮ることができ嬉しい限り。

Day 37 River Walk By Yuki

夜は冷え込むのでポンチョを貸してくれる 店内でお土産として買うこともできる
River Walkのガイド(ガイドがアシスタントとして各所にいる)にBest Restaurantと紹介されたメキシカン・レストラン”Casa Rio”は本格的。私のオーダーしたVegi Quesadilla(カサディア)はグリルされた数種の野菜とチーズがうまくミックスされて実に良い味がでている。ソテーではこのような香りがでない。パワフルでありながら上品に仕上がっている。トルティアは自家製で出来立て、コーンの香りはSanta Barbaraの”La Super Rica"を思い出す。主人のChile Relleno(チリリャーノ)もローストしたチリの美味しさが口の中で広がり申し分なし。チップもサルサも....あ〜これぞメキシカン! By Yuki

テーブルに餌を催促に来る

October 31, 2011

Day 36  Mobile - Beaumont, TX

アラバマ州、ミシシッピー州、ルイジアナ州と神経質になる南部はスピードアップしたくなる。ミシシッピー州のInfo Ctrでは映画に出るような悪漢ポリス風(写真)なのが威圧感を与える。「我が州はアメリカン・ミュージックの元祖」のサインが興味を覚え、そのポリスに質問することを抑えられない。強面の風貌とは裏腹に親切な説明で楽しい会話となった。

「インターネットにアップしてもよいか」と許可を求めると「州の宣伝になるのなら」
インターネットで評判のミシシッピー・リバー沿いの”Great River Rd”をドライブしたが高い土手のために河なんて見えやしない。橋の上から見える程度。橋は勾配が急激でそのまま空まで上がりそうで足元がすくむ。よそ見運転が命取りになるためチラチラとしか見られない。ランチはBlogで評判のB&C Seafoodで。食事、サービスはまさに田舎のレストラン。田舎特有のFried物が多く全て粗野。これではNational BrandのFast Foodに勝てない。

Great River Rd沿いには昔綿花で盛況をなしたプランテーションが並ぶ。今は観光化され奴隷の住宅などが遠くに見える。有料で中に入ると当時の奴隷の生活ぶりを見ることができるが、興味以上に奴隷制度の悲惨さを見ることが耐えがたくスキップした。

Plantation 樹齢300年、28本の樫の木 邸宅は170年前に建立 人物二人が豆粒のように見える
Beaumont, Texasまで入り込んだが、Freeway沿いのBest Westernが入りにくくて非常に苦労した。一方通行のために入り口を間違うとGPSナビがついて行けない。3度目でやっとたどり着いた時は6時半でクタクタ。一方通行の道路を出て食事の場所を探す元気が無い。今回の旅で初めてのDomino Pizza Delivery. 宅配してもらうことのありがたさが分かる。

October 30, 2011

Day 35 So long Feder By Yuki

Feder 家の3日間はあっという間に過ぎて出発の朝になり、コーヒーを飲みながら彼らとの最後の時間を過ごす。擦り寄ってくる3Dogs、Kismet, Nala, & Gabbi とも別れがたい。Lizが"何かで迷った時にはきっと役に立つわ"と、彼女の愛読書 Joyce Meyer の ”Straight Talk"を持って来てくれたので、今日の日付とサインをしてもらう。 そして残りの旅が安全でありますようにと天使のブローチをジャケットの襟につけてくれました。ドライブ中のスナックにとAmaretti Cookie, Biscotti, Croissant をバッグに入れてくれる心遣いが嬉しい。 By Yuki

別れ際の悲しそうなGabbi Liz曰く「She knows you are leaving.」

Day 35 Celebration - Mobile, AL

Federと別れるのは辛かった。今度はいつ会えるのだろうか、その時は4人だろうか。これから数日はAlabama, Mississippi, Louisiana, Texas州をドライブ。Jimに何も見るものがないので居眠り運転には気をつけるようにと言われた。又、南部の州は外国人だけでなく、ヤンキーにも敵意を持つ人もいるので注意が必要とのこと。

AlabamaのInfo Ctr 景気が悪いせいかスタッフなしの州もある 南部の州は例外
Alabama州のInfo Ctrで今夜のロッジを相談すると、先週オープンした所が半額と薦めてくれた。今まで公務員であるスタッフは名指しでロッジを薦めたことはない。自分の親戚の経営だろうか。ところがこれがバッチリで文句なし。南部の州では気をつけるようにとJimに言われたのを思い出し、チェックインの時にその件を問い合わせた。「それは昔のことで今は問題ない」と笑って答えていたが、油断はできない。