October 15, 2011

Day 20 White National Mountain Forest, NY By Yuki

今日のドライブルートはグリーンマウンテン国立森林公園に囲まれた Bennington, VT を通って、ニューインランドの紅葉で有名なニューハンプシャー州にあるホワイトマウンテン国立森林公園へ。9年前のドライブでは紅葉にはチョット早い時期にこの山を越えてケベック州(カナダ)へ入り、その時から今度は紅葉のピークに是非ここをドライブしたいと思い続けて来ました。

BenningtonからWhite Mountainへ
紅葉の観光ルートで有名なWhite Mountain Trail があります。私達は Southern Route のKancamagus Scenic Byway (American Bywayに登録)をドライブしてMaine州へ。今年は紅葉が例年より早く標高の高い所ではピークを少し過ぎていましたが、山全体が美しい色に染まり念願が叶い嬉しい限りです。

Whaite Mountain Trailの川沿い
今晩は静かなピーチにロッジを探そうと、Portland から南西約20キロに位置するOld Orchard Beachへ。夏のリゾート地でシーズンが終わったビーチはひっそりとしていました。ビクトリアンスタイルの ”Old Orchard Inn B&B" の建物と綺麗なサインが目にとまり、中へ入ってチェック。部屋のインテリアも良く、落ち着けそうなので今日の宿はここに決まり。New England Hospitality (ニューイングランド・ホスピタリティー)を期待できそう。B&Bのオーナーが、この建物は1730年に建てられ1987年に国家歴史登録財に指定されていると嬉しそうに説明してくれます。

B&B(私達がチェックインを済ませると"No Vacancy"になりました)
M子さん(Dr. C.K.の奥様)、今日から主人は両手で運転できるようになりました。事前に頂いたお薬やアドヴァイスが、今後のドライブにも安心感をを与えてくれます。義母様の看病でお忙しいところ、御丁寧なEmailを頂き有難う、感謝しています。 By Yuki 

ビクトリアン・スタイルのリビングルーム(コーヒーとクッキーは常時あります)

Day 20 Amsterdam - Old Orchard Beach, ME

カナディアンロッキーから紅葉を追い続けている形になっているが、今日から本格的に紅葉の旅。

New England紅葉の軌跡(本日のドライブ)
Amsterdamを一時間間違って起きたのでまだ暗いうちに出発。天気予報に反して快晴。Vermont州はさすがに田舎の田園都市を感じさせる。給油所でアテンダントがいたのは何年ぶりであろうか。Benningtonの紅葉の景色は”New Englandの紅葉”と言われるだけのことはある。天気が刻々と変わるので撮れるときは撮るという気持ちで途中何度も車を止めて撮る。

Bennington (Historical Town) 
充分に紅葉を楽しんだと満足していたら、次のNew Hampshireの"White Mountain"はそれを上回る紅葉の景色の連続で「これでもか、これでもか」と言われている気がした。American's Bywayである”Kancamagus Scenic Byway”の入り口を聞くためにNew Hampshireのツーリスト・センターを探したが見つからずマクドナルドでコーヒーを買ったあと諦めた。しかしPortlandに抜ける道が幸い”Kancamagus Scenic Byway”だったのでここでも思い切り写真を撮ることができた。

White Mountain Trail(インド人が多いのでビックリ)
今日のロッジはメイン州のツーリスト・センターでPortlandを勧められる。しかし地図で見るとかなり大きな観光港で、駐車場や運転に気を使うのが嫌で近くの小さい港町Old Orchard Beach迄足をのばす。幾つかのロッジを点検後、外観がもっとも綺麗なB&Bを第一候補にして由紀が部屋のチェックにフロントへ、なかなか良さそう。最後の部屋が空いていたのはラッキー。シーズンオフというのに人気があるのだろう。

メイン州といえばロブスター。B&Bお薦めのレストランへ期待して行ったが、団体専用のような超大型のレストラン。ロブスターを食べたというだけでサービスに暖かさがなく好みの雰囲気ではなかった。myTracksで写真の時間がズレていたのでかなり焦った。マニアルで修正できてよかった。

由紀のMacbook AirがSSDにアクセス不可で使用出来ず。車の中でIce Boxから落ちた時の衝撃で緩んだのと思われる。以前自分が経験したことと同じなのでそこをしっかり固定するだけで使えるようになると期待。幸い近くにApple Storeがあるので修理に持って行こう。


October 14, 2011

Day 19 Niagara Falls - Amsterdam, NY

AmishからNiagara Fallsへの160枚の写真が全てダメになった。AmishのBuggyがカッ歩しているのが消えたのはなんとも悲しい。Niagaraは幸いディナー後と翌朝行くことができたが、どうして消えたのか理由がわからないだけに不安になる。

ストームのあし音が聞こえる
730kmに及ぶSeeway Trail(American Bywayにリストされている)は素晴らしかったが、途中で雨になったこととGPSがRochesterの街で全然働かないので諦めた。晴れていれば水平線が見える雄大なLake Ontario沿いを快適にドライブし、良い写真が多く撮れると期待が大きかっただけに残念至極。ストームの予報を聞き早めにチェックインすることにした。

ここまで18日間、8500Kmをドライブしたが精神的にかなりの疲れを感じるようになった。日毎にロッジが替わるので毎日トランクを開けて、2台のコンピューター、電動歯ブラシ、ウォーターピックをつなぐ。数種のバッテリーを充電、写真の整理、その上に由紀は毎日の洗濯。12日間は悪天候、寒さ、高山病、手首の捻挫などが重なり「ハワイが懐かしいなー」と二人で会話するようになり危険信号。

ニューヨーク州立公園
そんな時に横浜の加藤さんから激励のEmail。疲れた時にリポビタンDを飲んだような、いやステロイドの注射かなと思うくらい元気が出た。加藤さんはエリート中のエリートで階段を上り詰めた人。そのような人特有のオゴリが全くありません。社宅生活の若いころ、「上司の奥様に他の人のように気を使わなきゃいけないの?」との奥さんの質問に「俺は誰にも文句言われないようにしっかり仕事をしている。お前は心配しなくて良い」。勇気のある言葉、感動的です。3人のお嬢さんが「お父さんのような人間になりたい」と言われたことが全てを表しています。

奥様は天性の人柄の良さ、クラスと親しみやすさを併せ持った女性で一緒にいるだけで春風を感じさせます。私達が目標としている素晴らしいご夫婦です。そのような方から激励とお褒めの言葉をいただき「気持ちを新たにがんばろう」と二人共またポジティブに考えることができるようになった。

October 13, 2011

Day 18 Amish - Niagara Falls, Canada

ホテル提供の朝食はバフェ・スタイルの中ではダントツで品質が高い。ワッフルを焼くのを従業員が手伝ってくれたのは今回が初めてだ。フルーツの種類は多く、ヨーグルトもおいしい。中でもドーナツは絶品。ベストのドーナツはKrispy Creamと信じていたが(ほとんどのアメリカ人の評価も同じ)アーミッシュのものはより洗練されてもう一段上。レストランのチキンといい、ブレッド(ディナーロール)といい今までに味わったことがない品質の高いものである。Amishは食事にこだわることが確信された。

空は暗いが雨は上がっている。みんな雨の中でも好天気と同じように飛ばすので、交通の流れにペースを合わせるのに怖さを感じる(一台だけ遅すぎるとかえって危険)。今日はドライブがしやすいのが助かる。「広いアメリカ、そんなに急いでどこへ行く」とつぶやきながら皆のペースを壊さず安全運転あるのみ。

ペンシルベニア州のRest AreaはピクニックができるようにBBQ設備があり(無料)、広々した公園は市民にレクリエーションの場を提供している。今日のランチはアーミッシュで買い込んだブレッド、ハム、チーズでサンドウィッチを作り、ここのテーブルで食べることにした。我々以外にもシニアーのカップルが数組同じようにランチをしている。紅葉の林の中で食事をする雰囲気が非常に贅沢に感じる。

ライトアップされた撮影は難しい(滝からの水しぶきで撮るのに苦労した)
Niagara Fallsへの入り口でCanadaの入国審査の係官が余計なことを質問しすぎてイラついた。どうもカナダ人は好きになれない。これはBel-Air C. C以来の印象だが、カナディアンロッキーでも同じ感じであった。予定ではNiagara Fallsを出て料金が安くなる郊外で宿泊することにしていたが、9年前に比べてロッジが大幅に増えている(特にB&B)ことから、過当競争を反映して料金がかなり下がっているのでここに泊まることにした。

滝の轟音でエネルギーの凄さが分かる
ナイアガラの滝を見学するための駐車場は$14と法外。写真をゆっくり撮るための唯一の駐車場という行政のおごりが見え見え、「だからCanadaは...」と文句を係員に言いたくなるのを我慢する。それでも滝の素晴らしさは9年前に味わった時と同じく息を呑む景色で$14はバーゲンかも知れない。まずは数週間前にここで転落死した日本人留学生のために黙祷をする。彼女の両親の思いを考えると胸が痛む。

October 12, 2011

Day 17 Amish County, OH

朝起きて雨が降っているのを見てがっかりした。2泊もするほど期待していたのに。Yellowstoneに続き今回のハイライトの一つのAmishがこれではとちょっとガッカリ。前回のドライブの時は毎日が上天気で大きく異なる、と言って泣いていても何事も始まらない。朝食は昨日のディナーと同じ場所のAmish Door Restaurantで。量の多さと味の良さに圧倒される。クルーズ以来の美味しいアメリカン・ブレックファーストを食べて、雨でも気持ちは明るくなった。

アーミッシュの女性の服装(本来は地味な服装ですが、これは観光客用)
宿泊先のThe Inn at Amish Door
Heini's30分くらい離れた全米で有名になりつつあるDutch VillageのWendel AugustでCoasterを今回の旅の記念品を買った。良いものが見つかったと二人で自画自賛しつつロッジへ急ぐ。

The Inn at Amish Door
ロッジはThe Inn at Amish Door. 今回の旅でこれまでにない豪華なホテル。昨日もここに泊まりたかったが空きがなかった。建物のデザインが素晴らしく、部屋がとんでもなく広々としている。従業員は丁寧ではあるが、フレンドリーと私達好みで楽しく滞在できそう。ディナーは隣のアーミッシュ・マーケットのデリでサンドイッチを作ってもらう。初めて食べる3種類のハムがしっとりした舌触り、2種類のチーズはしつこくないがコクがある、野菜がたっぷりのコンボで絶妙の味を作り出している。サンドイッチがこんなに美味しいのは2年前のパリ滞在の時以来(いや、もっと美味しい)。これで天気が良かったら万々歳なのだが。

October 11, 2011

Day 16 Peru - Amish County, OH

1985年の映画「Witness」(日本の題名:刑事ジョン・ブック 目撃者)でAmish(アーミッシュ)のことを初めて知った。そして9年前のドライブでウィスコンシン州のB&Bのオーナーに教えてもらって以来、一度訪れてみたいとこの9年間思い続けて来た。200年前に移住した生活様式そのままを今でも維持し続けるAmishとは.........「Simple Life」、Hasseman House B&Bオーナーの答えです。

宿泊先のHasseman House B&B (Bed & Breakfast)
Freewayから降りて2時間、やっと念願のAmish County に到着。インターネットで評判の高いHasseman House B&B は6部屋が全部埋まり、屋根裏部屋しか空いていないが仕方なし。アンネの日記の主人公の気持ちを味わうことも良き経験になるだろう。3階まで上がるのは大変だなと思いながら案内されて驚いたことに部屋は広くアンティークの家具やレースを用いたデコレーションでまるでハネムーンスイート。屋根裏と聞いて一番悪い部屋と思ったのは早合点で、スイートルームと分かり嬉しくなった。設備も良く静かで今回の旅行でベストかも知れない。

Amish Door Restaurant (名前の通りAmish County の入り口)ではインターネットで大評判の Broasted Chicken というフライドチキン($9.95)を食すが素晴らしい。その上ホームメードWheat Breadが今までに経験したことがないくらい美味しい。添えられたバター、ピーナツバターはクリーミーで香り高く、全てがフレッシュでオーガニック。自分の人生に特筆できる美味しさで、Amish は食事にこだわりがあるのが理解できた。明日の朝食、チーズ工場見学が楽しみになって来た。

Day 16 Amish(アーミッシュ) By Yuki

Amish とはドイツ、スイス、オーストリアなどから移住して来たキリスト教の一派、平和主義で18世紀そのままの暮らしを維持しており、電気は自家発電のみ、電気製品は使用せず、電話もなし。車の代わりに馬やバギーとよばれる馬車が移動手段です。

クルマを拒否し、今でもBuggyを利用
世界最大のアーミッシュの人口を誇るのがオハイオ州のアーミッシュカウンティです。彼らの生活は質素ですが、住まいは手作りの家具、キルティングなどで綺麗にデコレーションされ、ガーデンもよく手入れがいき届き美しいホームを作っています。

Amish Bywayから見るAmishの家(天気が悪く綺麗な写真が撮れない)
このAmish Door Restaurantはオーナー、従業員全員が勿論アーミッシュです。服装は映画で見たそのままですが、全てにおいて随分オープンに感じました。不思議に思い、レストランのオーナーにアーミッシュ社会のことを尋ねると、各コミュニティーで違い、厳格に現代社会と線を引くところ、ドアを開いて観光客を受入れるところとあり、規則は全て教会が決め強い団結のもとで暮らしていると話してくれました。

ここアーミッシュドアのあるカウンティーは最も早く一般社会にオープンし、観光客に力を入れ大成功したそうです。Ohio Amish County 観光ビジネスの成功(オハイオ州で2番目の人気の観光地)は、現代社会から来たツーリストに不便をあまり感じさせず、楽しませながらアーミッシュの伝統的な社会を見せていることも大きな要素のようです。違った価値観を持つ社会がバランスをとリ、共存しています。  By Yuki

October 10, 2011

Day 15 Des Moines - Peru, IL

痛みが少しは和らいだが右腕が使えない。気になったのでERへ。待ち時間が長く3時間を要したが結果は骨折はなく捻挫のみで、ブレスレットを着用すれば2週間後にはほぼ正常に戻るとのこと。腫れを抑える薬も調合してもらい安心した。Dr. C. KのEmailでの説明と同じで、これからの30日間のドライブが不安なく新たな気持で出発できたことは大きかった「ヨカッタ、ヨカッタ」

IwoaをモチーフしたRest Area 右手のブレスレットが動きを制限する
ロッジに引き返し、マネージャーにERの領収書を渡し、事故証明の書類にサインして貰った。予定を大幅に遅れ昼過ぎに次の目的地に出発。宿泊するに適当な街が見つからず、暗くなりつつある中サインに引きこまれてロッジへ。長距離トラック運転手が主な客なので安いが最低限の設備。暗くなってから到着して寝るだけが目的の時はこれで充分と思わせた。右腕の不自由なこともあり、今日の写真の整理に夜1時までかかり(なんと3時間)やっと修復が終わった。このソフトウェアーは複雑すぎる。今となってはチェンジするのに遅すぎるが。myTrack, PTLensも絡んでくるのでスムースにいくかどうかいつも不安だし、このまま続けるしかない。

October 09, 2011

Day 14 North Platte - Des Moines, IA

ランチのためにGPSでSubwayを探すが、既にそのロケーションにはなかった。ダウンタウンまで突っ込んでしまったのでFreewayに戻るのに苦労をしたこともあわせて45分は無駄にした。新しく購入したGPDでもソフトウェアは4年前のものでこのようなことが今後も有ると思うべし。

私達のドライブに「Wow!」と、全面的に協力してくれた二人
Omahaは思いの外大きな街で空港迄たどり着くのに四苦八苦。フリーウェイが幾重にも交差しているのでナビ係の由紀は標識に付いていくのに必死で一瞬の油断もできない。メインテナンスは時間が掛かるが、待つかそれとも別の車に乗り換えるかと聞かれ、カムリがあれば換えたいと答えたところ、係の女性が二人がかりでやっと探し当ててくれた。今のカムリより少し古いがタイヤ周りがより安定しているようで運転に安心感を与える。

アイオワ州のRest Area(トイレと無人の案内所)
Des Moines(アイオワ州の州都)のBest Westernに。アップグレードしてもらえたので部屋は今までの中で最も豪華で喜んだ。ところがシャワーの後バスルームで滑ってかなり強く右手を負傷。筋を違えたような衝撃で自分で立ち上がることが出来ず、由紀を大声で呼びやっとのことで立つことができた。

すぐ氷で冷やし、友人のDr. C. Kから以前頂いた湿布を貼る。これから先左腕だけで運転できるだろうか、それともここで諦めるかを考えていると夜は寝付けなかった。自分でEmailを打てないので由紀が友人のDr. C. Kに送信。しばらくして彼からの返信で「症状から骨折の可能性は低いので多分捻挫と思われます」と説明があったことで気が休まり、やっと眠りにつけることができた。痛みで何度も目が覚める事にはなったが、ドクターのアドバイスを思い出し気持ちを落ち着かせることができた。「ありがとう、Dr. C. K」。