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カナダとモンタナ州の国境付近 - このような景色が3時間続く |
カナダ側からも入ることができたが、早くUSに入りたいという気持ちが二人とも強く、Borderを超えてUS側からGlacier National Parkへ。USに入ったことでホッとした。係官もフレンドリーでこれからのドライブに安心感を与えてくれる。国立公園はすでにシーズンオフのためかなりの店がクローズで、ランチを食べる場所が見つからない。車内でビーフジャーキー、豆乳、エナジーバー、ジュースで凌ぐ。念のためにガソリンを満タンにしようとするが、無人の給油所になっておりその使い方がわからない。クレジットカードをスワイプして自分で入れるだけのことがわかるまで時間がかかった。こんな所ででクルマが故障するとどうするのだろうか?
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Glacier National Park |
小雨が降り出し、山道のドライブはかなり気を使う。道路が狭く、クネクネ曲がり、舗装路を何度もはみ出しそうになる。怖い思いをしながらも今までに見たこともない景色に紅葉が濃くなりつつあることで一層惹きこまれ、2度と来れる場所ではないとの思いが怖さを上回る。行き交うクルマはほとんどない。頂上にもう少しの地点で工事のための通行止めがあり、そこでUターン。写真を撮るためにView Pointで止まったところ前輪がパンクしているのに気づく。
レンタカーなのでタイヤ交換のためのジャッキが見つけることができない。氷点下で小雨は降る、携帯電話は圏外で繋がらない、周囲は少しずつ暗くなるで不安がよぎる。近くに駐車している唯一の人に工具の持ち合わせを聞くが自分も持ち合わせていないとこのと(インド人風で明らかに面倒くさそうな返事)。途方にくれていると由紀が数十メートル先に国立公園のメインテナンスのグループを見つけた。祈るような思いでお願いに行ったところ気楽にOKの返事。タイヤ交換は勿論、外したタイヤをトランクに入れてくれ、転がり止めの石の確認のために引き返してくれる。全てが終わると何事もなかったように「Have a good trip」と引き上げていった。アメリカ人のフレンドリーさ、困った人は助けるのが当たり前の精神に又出会うことができた。
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タイヤ交換のために事務所に帰るのが遅れ、急いでいる女性と男性5人 |
予備のタイヤは70km/h以下で走るように彼らにアドバイスされたので、50km先のパンク修理のできる一番近い街まで恐る恐るの運転。パンクでなく横に亀裂が入っているので交換する事になった。合計$130。すべてが終わってホッとした。多分American Expressでレンタカーを支払っているのでAmexがカバーしてくれるはずだ。30日間は無料、$25エクストラを払ったのでトータルで42日間カバーになっている。トイレを長い間我慢していたので、次からは車に乗ったらまずGPSナビでRest Areaを探すことにした。
- ガソリン・ステーション
- トイレ
- ロッジ
- 食事
これがこれからの優先順位になる。